研修くん
トラック運送事業者には、トラックを運転するドライバーに対して、指導・監督指針などにより定められた項目を指導しなければなりません。
教育指導には、それぞれ下記のものがあります。
・すべてのドライバーを対象としたもの
・初任運転者を対象としたもの
・高齢運転者を対象としたもの
・事故惹起運転者を対象としたもの
「すべてのドライバー」が対象となる教育指導、法定12項目(貨物運送)
トラック運送業で働くすべてのドライバーは、「貨物自動車輸送安全規則」に従い、年間を通して法定12項目についての指導を受けなければなりません。また、トラック運送業者はその記録を3年間保存しなくてはなりません。
「初任運転者」が対象となる教育指導内容は、法定12項目と添乗指導
運送会社に、トラックドライバーとして新たに就職した人は、初任運転者に対する特別な指導を受けなければなりません。
これは、法定12項目の座学15時間に加えて、添乗指導20時間をおこなう必要がある。とされています。
研修くん
しかしながら現実問題として、中小の運送事業者には、指導をおこなう人材の不足・指導を外注した場合のコスト問題・採用した人を即戦力として期待しているなど、教育指導に、時間やコストを掛けにくい事情があります。
当サイトを活用して、必要な教育指導を効率的におこなってもらえればと思います。
法定12項目とは、国交省告示1366号で規定された12項目のことの通称です。
トラック運送業における『法定12項目』とは、国土交通省告示第1366号で規定された指導及び監督の内容で示される12項目のことを言います。具体的には、下記の内容です。
研修くん
当サイト「小さな運送会社のための研修テキスト」でも法定12項目を学ぶことができます。それぞれリンクが貼ってあるので、研修に活用してください。