6-3.過積載の危険性

6.荷物の積載方法
研修くん
研修くん

過積載は、荷主・所属している運送会社・そして、何よりもドライバーさんにとても危険の伴う行為です。

過積載による違反が問題であるのはもちろんのこと、過積載状態での交通事故は必然的に重大事故になってしまいます。知らず知らずのうちに、過積載になってしまわないようドライバーさん自身も十分注意を払いましょう。

このページでは、過積載の危険性について学びましょう。

過積載による事故の要因

過積載とは、道路運送車両法に定められたトラックの最大積載量を超えて貨物を積載して運送する違法行為をいいます。

その状態でトラックを運転した場合、車両自体が不安定になり事故を起こしやすい、非常に危険な状態となります。過積載であることが、車両にどのように作用して、どのようなことが起きるのか、なぜ過積載が危険で、重大な交通事故の要因となってしまうのか理解しましょう。

過積載は、まず制動距離が長くなります。ブレーキが正常に効きにくい状態になり、追突事故を引き起こす大きな要因になり極めて危険です。

さらにその時の衝撃力も定量積載の時に比べ、重量に比例し、速度の2乗に比例して大きくなります。

そのため過積載でありながら運転をしてしまい、衝突事故を起こした場合には、死亡事故や重大事故となる可能性が非常に高くなるのです。

また車両のバランスも崩れやすくなります。カーブを曲がるときにかかる遠心力が重量や速度によってとても大きくなります。過積載によりトラックの挙動が変わると、対向車線にはみ出しての追突や、トラックが横転する危険があります。ブレーキも当然効きづらくなるなどの影響が出てきます。

また、普通に走行しているように感じても、ブレーキが常に通常よりも効きづらくなるため、連続して使用し続けると、ブレーキライニングが過熱し、ブレーキを踏んでも効かなくなるフェード現象が起きる危険性があります。

過積載は、トレーラではトラクタの押す力が大きくなるため、ジャックナイフ現象(トレーラが「く」の字に折れ曲がる)が非常に起こりやすくなります。

道路や橋梁などの施設設備に対しても、悪い影響を与えます。そもそも、道路や橋梁の強度は、法令で定める車両総重量の自動車の通行を前提として設計されています。過積載車両が通行すると、路面にわだちが掘れが生じたり「、橋梁が損傷したりして、道路施設に損害を与えるだけでなく、通行する他の車の安全を妨げることにもなります。そのため、重量制限を超過する車両に対する取り締まりを強化し、悪質違反者には厳罰化を強化するとして、とくに基準の2倍以上の超過違反者にたいしては、告発を行うこととしています。

過積載による罰則

過積載は重大事故を引き起こす要因であるとともに、その行為そのものが悪質な違法行為です。過積載に関連する法令に違反した場合には、ドライバーの処罰のほか、ときには運行管理者の資格や事業の取り消しなど、厳しい行政処分につながります。

過積載の規制に関する法律としては、道路交通法貨物自動車運送事業法、道路法、労働安全衛生法などがあり、それぞれ具体的な、そして厳しい罰則規制が定められています。

過積載に対する荷主などへの禁止事項

事業者、荷主双方の過積載に対する意識は年々高くはなってきてはいますが、やむを得ず引き受けてしまう事業者も中には見受けられます。荷主は過積載となる運送を要請してはいけませんし、事業者もドライバー不足を理由にそれを容認、運行計画を作成してはいけません。

ドライバーへの指導、監督はもちろん、荷主に対して過積載をさせないように重量証明を得る、運送契約の中に重量を明示するなどの協力を仰ぐことが必要です。


現在では荷主が過積載をさせたことが判明した場合には、厳しく追及されることになります。ドライバーの皆さんに聞くと、過去に過積載による運転経験を持ってる人もいます。自分は過積載をしたくないと思っていても荷主の要請なので仕方ない、また過積載をしないと給料に影響するなどの理由から、やむを得ず行っているドライバーも多いようです。しかしそれは、交通事故や違反に問われるなど、ドライバー自身が大きな代償をこうむることになります。

明らかに過積載だと判断できる場合には、はっきりと「ノー」ということが大切です。
それでも荷主が対応してくれない場合には、何も積まづに行ってしまうくらの強い態度をとることも大切です。
万一それが原因でお客様とトラブルになった場合は、直ちに運行管理者に報告して指示を仰いでください。

ドライバーさんの感想

藤下さん
藤下さん

積みすぎると車両が不安定になりブレーキも効きにくくなり事故を起こしやすくなるので事前に確認をとったり積む際も確認したり注意したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました