道路運送車両法と道路交通法の違いによる自動車の区分
道路運送車両法は国土交通省が所管する法律で、道路交通法は警察庁が所管する法律です。そのため、2つの法律における自動車の区分が異なっています。
道路交通法では、大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪者、小型特殊自動車の8つに区分されています。
道路運送車両法では大型、中型、準中型の区分はなく、普通自動車、小型自動車
軽自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車の5つに区分されていています。
道路運送車両法関係の法令で「普通自動車」の表記が出てきた場合、私たちが使用している事業用トラックの大半は、ここに含まれます。
ナンバープレートによる分類はプレートの色、大きさ、文字の色、車種番号などで分類していています。いわゆる、白ナンバー緑ナンバーなどです。
高速自動車国道におけるトラックの通行料金区分は、普通車、中型車、大型車、特大車の4つで、重さや長さ、車軸の数などの違いで分類されています。
よく使われる実務上の分類
トラックは輸送現場でのおおまかな分類として、小型、中型、大型の3つに分類されています。ただしこの場合の積載量は、あくまで目安であって、特に4トントラックといっても、ボデーの架装によっては減トン(積載量が減ること)によって実際には4トンを下回るケースが多いので注意が必要です。したがって、これらの名称は通称で呼ばれていることが多く正確な定義によって決められているものではありません。正確な積載量と車両総重量については、車検証などを見て把握しておく必要があります。
外観形状による分類
トラックの外観形状には、輸送品目にあわせてさまざまなバリエーションがあり
平、バン(箱車)、ウィングなど普段から目にしてると思います。特殊な形状として
は、タンクローリー、ミキサー車なども貨物自動車として分類されます。車輪の配列によっても区分されたいて車輪数×駆動輪数、車軸はいくつか、など色々なパターンがあります。
燃料による区分では、ガソリン、ディーゼル、天然ガスがあり昨今ではハイブリット車なども多く普及してきています。
ドライバーさんの感想
車両法が国土交通省と警察庁とで2つに区分されていると初めて知りました。