新型コロナ対策も重要ではありますが、連日の猛暑の中マスクをしての作業は現実的に不可能です。臨機応変に対応しましょう。
また、水分や塩分の補給も意識してするようにしましょう。ただし糖分の多いスポーツドリンクや飴は取りすぎにも注意しましょう。
2020年の夏、ドライバーさんの熱中症に要注意です!
新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い、今年の夏、トラックドライバーはマスクを着用しながらの過酷な運送業務が強いられる状況にあります。
感染症の予防の為にマスクを着用することはもちろん大切ですが、今年の夏は熱中症に注意が必要です。通常、夏にマスクをつけるということはありません。
マスクを着用すると熱気が身体にこもりやすく、例年よりも遥かに熱中症になる危険性があります。作業をする時などは臨機応変に、3密を避けながらマスクを外す必要が出てくるかと思います。
マスク着用での荷役作業、熱中症の予防で意識すること
水分補給
運送業務中は、のどが乾いてなくても定期的に口に含む(30分毎に1口など)
水のほか、麦茶やスポーツドリンクを飲む
塩飴などで塩分補給もする
エアコンを上手に使う
エアコンで車内を冷やしすぎない。
荷役作業の10分前から、エアコンを切ったり窓を開けるなどして、トラック車内と外気との温度差をなるべく減らす。
荷積み、荷降ろしの際は無理をせず、許可をもらって休む
作業員の人と上手にコミュニケーションを取りながら休ませてもらう。
中距離、長距離運転は、エコノミークラス症候群にも注意する。
長時間同じ姿勢で運転を続けるのは、エコノミークラス症候群になる危険があります。特に、猛暑の中、身体の中の水分がいつもより少ない状態では、その危険性が増します。
コンビニ・パーキングエリア・サービスエリアなどで、適度に休憩をとりながら、運転の前後には意識してストレッチなどで、運転中にこりかたまった体を動かしましょう。
水分補給でNGな飲み物
カフェインを含む飲み物
カフェインには利尿作用があるため、せっかく補給した水分が体から出ていってしまう恐れがあります。
- コーヒー
- カフェインの多いお茶(緑茶・紅茶)
- コーラ
- 栄養ドリンク
などは、カフェインを多く含むのでトイレが近くなります。トイレに行ったあとは水や麦茶などのカフェインを含まない飲料で水分を補給するように心がけましょう。
糖質の多い飲み物
糖分の多い飲み物は血糖値の急激な上昇やその後の急降下により、肥満の原因になったり、頭痛・イライラ・体のだるさなど夏バテの原因にもなることがあります。
- ジュース
- スポーツドリンク
- 加糖コーヒー
などは、知らずしらずに体に負荷をかけてしまうことがあります。
水分補給にオススメの飲み物
水分補給にオススメの飲み物は
- 水
- カフェインを含まないお茶(麦茶・コーン茶・黒豆茶)
- 経口補水液
です。麦茶などのカフェインを含まないお茶にはミネラルも含まれているので、汗とともに流れたミネラルも補給できます。また、熱中症対策のため梅干しや塩飴・塩タブレットなどで塩分も補給するようにしましょう。
ドライバーさんの感想
自分は、暑くなる時期にタオルを濡らして手元においてあります。
暑さを感じたときに手首や首元にタオルを当てて熱中症を防いでいます。