子供との事故防止ポイントと配慮
子供の世界は自分が中心です。学校や公園付近・通学路・駐車車両付近など飛び出しの危険があります。スピードを緩める、いつでも止まれるなど注意が必要です。
子供の行動特性
- 安全確認ができず、衝動的な行動をとる
- 視野が狭く、知覚能力が不十分
- 危険の予測ができず、危険が迫っていても分からない
子供の違反別交通事故件数
子供の違反別 交通事故件数を見てみると、飛び出しが62%と飛び抜けて高く、横断違反・信号無視がともに15%と続きます。
子供の行動特性にあるように、子供は安全確認をせずに衝動的に行動するため思いがけないタイミングで飛び出してくることがあります。
公園や学校、通学路など子供の多い場所を走行するときには、注意して予めスピードを落としましょう。また、遊んでいることもを見かけたら、飛び出してくることを予測しましょう。また、駐車しているバスなど大きい車両の後ろに子供が隠れていることもあります。十分注意して運転しましょう。
高齢歩行者との事故防止ポイントと配慮
交通事故死亡者数の4分の1は高齢歩行者です。その大半が横断中におきています。視力低下によって視野が狭い、聴力低下によって車の音に気づきにくい、動作が遅くなる、判断が遅くなる周りの状況をあまり気にしないなどがあげられます。十分な距離をとって通過、横断しそうなときは停止や徐行して先に横断してもらいましょう。
事故における高齢歩行者の特徴
- 視力が低下し視野が狭くなっているので周りが見えない
- 動作や反応が鈍くなっている
- 耳が遠くなり車に気がつかない
- まわりの状況をあまりに気しない
- 歩く速度が遅い
視覚障害の人などとの事故防止ポイントと配慮
視覚に障害を持つ人の多くは、点字ブロックを頼りに通行しています。点字ブロックのある場所に駐車するときは、自車と点字ブロックの間にひとが一人通行できる程度の間隔をとって駐車しましょう。
また、視覚に障害を持つ人は、耳から多くの情報を得るため、比較的 聴覚が鋭い人が多いのが特徴です。ですので、大きい音に恐怖を感じます。側方を通るときは間隔をとるとともにできるだけ徐行し、配慮しましょう。
点字ブロックをまたいで駐車しない
視覚に障害のある人は、点字ブロックを頼りに通行しています。点字ブロックをまたいでトラックを駐車してしまうと、通行ができなくなってしまう他、トラックは荷台の下に空間があり杖で感知し辛いためそのままトラックの荷台に顔をぶつけてしまうことがあります。
また、点字ブロックはまたいでいなくても、点字ブロックにピッタリとトラックを止めてしまうと、サイドミラーが点字ブロック上に飛び出します。サイドミラーは、空中に有るため杖で感知することができず、顔に激突してしまう可能性が高いです。
駐車をするときには、点字ブロックがないか確認しましょう。
自転車との事故防止ポイントと配慮
利用者の多くが自転車は「車両」であるという認識に欠けています。安全不確認、急な進路変更、歩道から車道に急に出てくる、信号無視、逆走、飲酒運転など危険な行動をとる人も少なくありません。特性を十分理解し、注意が必要です。
二輪車との事故防止のポイントと配慮
二輪車は視野が狭く路面の変化を受けやすい為バランスを崩しやすい。速度や距離の判断を誤りやすい。急な進路変更をすることがある。二輪車は自転車よりスピードが速いためすり抜けや進路変更など際、注意予測がさらに重要になってきます。
雨天候や強風時の事故防止ポイントと配慮
路面が滑りやすくなり視界が悪化。横転の可能性がある。自転車や歩行者の視界も悪くなる。自転車や歩行者は濡れるのを避けるため急に道路を横断したりするなど。晴れた日に比べると注意することが格段に増えます。車間距離を十分にとり集中力が途切れないようにしましょう。強風、豪雨の場合もそうですが無理をせずに安全な場所に停車して、様子をみるということも大切です。
降雪時・積雪時の事故防止ポイントと配慮
降雪時は走行中にフロントガラスはもちろんサイドミラーにも雪が付着し視界が極端に狭まります。強風の時は地吹雪が発生しやすく前方が全く見えないという時もあります。運転技術が優れていても制動距離は短くなりません。交差点手前では日中でも発進、停止の繰り返しで踏み固められて滑りやすくなっています。朝晩は路面が凍結していることがあります。トンネルの出入り口も凍結していることが多いなど雪による影響は様々です。スピードは極力控えめで、「急」と付く行動はいしてはいけません。降雪地方に行く際は万全の準備が必要です。
⑧夜間走行時の事故防止ポイントと配慮
事業用トラックの時間帯別死亡事故発生状況を見ると、深夜や明け方が多くなっています。眠気による集中力の低下、スピードの出しすぎ、ヘッドライトの範囲しか見えないため危険察知の遅れなど。
眠気を感じること自体が危険な赤信号です。そうなる前に計画的な運行を実施して休憩もきちん取るようにしてください。右左折時やカーブではヘッドライトが照らさないところは死角になります。そうした部分に、自転車や歩行者がいないかどうかをしっかりと確認しなければなりません。走行中はヘッドライトは上向きが原則です。それを上手に使い、死角をなるべく減らして少しでもリスクを発見するようにしましょう。ちなみに夕暮れ時は、視力が低下するといわれています。周囲に自車を気づかせるために早めにヘッドライトを点灯してアピールしてください。
ドライバーさんの感想
私のよく行く目的地の近くに小学校と中学校があるので、特に、横断歩道と路側帯に十分注意して運転しています。住宅街を通る際も、柔な運転を心がけています。
悪天候の際は、必ずライトを点灯させます。土手道では、あまり左に寄りすぎないように走っています。
僕たちのお仕事では住宅街などに行くことがかなり多いと思います。学校や公園なども沢山あるため、より集中して、注意を払い運転する必要があると思います。ムリをした運転をすることなく、少しでも「大丈夫かな?」と思ったら停まる、譲る、確認することを徹底してやっていきます。
普通に飛び出しや急な膨らみをしてくる人が多くて危ないご時世なので人の周りを通るときはより一層注意していきたいです
不意に子供が飛び出してくることや自転車の人が車道にくることが多々あります。なるべく徐行や停止等し、気をつけているつもりですが事故につながったら大変なことなのでこれからも気をつけていきたいです。
自分の仕事先は住宅街の中が多いので、必ず法定速度で運転して、見通しの悪い交差点などもある為必ず減速し、安全運転を心掛けます。